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◇佐田の山(新上五島出身)→→→両国(長崎出身)→→→佐田の富士(南島原出身)、春場所で新十両
大相撲で、南島原市出身の佐田の富士(25)=本名山本哲博、境川部屋=が27日、春場所(3月14日初日、大阪府立体育会館)での新十両昇進を決めた。県勢では、2003年春場所の出羽乃富士(既に引退)以来42人目の新十両。師匠の現・境川親方(元小結両国=長崎市出身)、その師匠(元横綱佐田の山、のちの境川・元日本相撲協会理事長=新上五島町出身)と3代続く県出身の関取となる。
佐田の富士はこの日、東京都足立区の同部屋で会見を開き、「(番付でさらに)上を目指して頑張りたい。春場所では、とりあえず勝ち越しを目指す」と抱負を語った。身長188センチ、体重168キロという体格を誇るが、緊張でがちがちの表情だった。
小学5年で柔道を始め、小浜高校時代は男子90キロ級で県大会準優勝を果たした。相撲経験は無かったものの、高校の柔道部顧問が師匠の諫早農業高校時代の恩師だった縁があり、入門を決めた。当初は柔道の影響からまわしをつかみたがる傾向があったが、腕の長さを見た師匠が「押し相撲の方がよいのでは」と忠告。角界有数の厳しさを誇る部屋のけいこで地力をつけ、苦節7年で夢をかなえた。
「いつも(11月の)九州場所では地元の人たちが見に来てくれて、力になった」と佐田の富士。師匠は「立派な人間になって欲しいという思いから、私の師匠のしこ名の『佐田』を取ってつけた弟子たちの中では、初の関取。師匠に恩返しができた」と喜んだ。(永田篤史)
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