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島原半島文化賞 本多木蝋工業所と松尾錦鳳さん受賞 「康平忌」に合わせ授賞式
2010.3.14(日) 西日本新聞

 「まぼろしの邪馬台国(やまたいこく)」の著者として知られる島原市出身の古代史研究家宮崎康平氏(1917-80)の遺徳をしのぶ「第29回康平忌」と「第28回島原半島文化賞授賞式」が13日、島原市城内1丁目の島原城観光復興記念館で開かれた。個人賞には、南島原市北有馬町の詩吟指導者、松尾錦鳳(きんぽう)さん(91)=本名・松尾恵美子さん=が、団体賞には島原市有明町の本多木蝋(もくろう)工業所(本多俊一代表)が選ばれた。

 松尾さんは55年間にわたって詩吟朗詠の研さんを積み、子弟の育成に尽力。錦城流最高階位の総師範に上りつめた。本多木蝋工業所は1940年の創業。島原藩時代から続く伝統の技法で木蝋の製造を続ける。中学校教師の本多さんは3代目として技術の伝承のほか、子どもたちに伝統産業の大切さを伝えている。

 授賞式で松尾さんは「詩吟を子どもの健全育成にも役立てていきたい」。本多さんは「工場を体験学習の場として発展させたい」と述べた。

 同賞は、宮崎氏の功績をたたえるとともに、島原半島の文化の向上を目的に83年に創設された。

=2010/03/14付 西日本新聞朝刊=





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