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独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構、茨城県つくば市)が、南島原市口之津町に置く研究施設「果樹研究所カンキツ研究口之津拠点」について2015年度をめどに現在地から静岡市の研究拠点へ移転、統合する方針が明らかになった。農研機構が進める研究組織の合理化の一環。
移転、統合の方針を受け、南島原市の滝田泰博副市長や県科学技術振興局の中村修局長らが20日上京し、本県選出の与野党国会議員や関係機関に口之津拠点の現地存続を要望した。
南島原市の要望書などによると、農研機構は08年に策定した「小規模な研究拠点の研究組織の見直しに係る基本計画」で、口之津拠点を静岡市のカンキツ研究興津拠点に移転、統合するとした。滝田副市長は「長崎や熊本はかんきつの生産が盛ん。南島原だけでなく九州全体としても大きな問題。何とか存続をお願いしたい」などと国会議員らに訴えた。
同市などによると口之津拠点は1964年、園芸試験場口之津試験地として設置。現在まで中晩生かんきつの新品種育生、栽培技術の確立、病害虫対策の研究など多くの研究成果を挙げ、地元の果樹農家の経営安定にも貢献してきた。
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