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有明海の広い範囲で発生している赤潮の影響で、13日までに、南島原市口之津町の口之津港で養殖しているハマチが大量にへい死したことが分かった。被害に遭ったのは同町の二つの養殖業者で、計約1600匹がへい死したとみられる。
赤潮は、植物性プランクトン「シャットネラ・アンティーカ」などの大量発生が原因。3日に発生が確認された。県総合水産試験場によると、海水1ミリリットル中に10細胞を超えると魚介類を死滅させる可能性がある。口之津港では、9日に海水1ミリリットル中に14細胞だったシャットネラ・アンティーカの数が、10日には531細胞と急増。養殖業者によると、被害は9日から出始めたという。
赤潮は、昨年も発生。南島原、雲仙両市などで養殖ハマチなど約24万匹がへい死し、被害総額は約4億2600万円に上った。
口之津町の二つの養殖業者は昨秋、事業継続のために、県と市の補助を受けて中間魚(2年魚)を購入。今回、被害を受けたハマチは出荷、販売を控えた3年魚(約4キロ)が中心で、昨秋購入した中間魚が成長したものだという。
2年続けての赤潮被害。養殖業者の不安は消えない。被害を受けた同町の安藤寧唯さん(58)は「何十年続くか分からない。今後も発生すると思って養殖をやっていくしかないし、対策ができないならやめるしかない。国や県は赤潮が出ないような環境づくりをしてほしい」と訴える。
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