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有明海で赤潮が発生したことが影響し、南島原市口之津町口之津港で養殖ハマチが大量死している。15日までに2養殖業者の計約1600匹が死んだ。昨年は南島原、雲仙両市などで養殖ハマチなど約24万匹が死に、被害総額が約4億2600万円に上っているため、業者は対策に頭を痛めている。
赤潮は植物性プランクトンの異常増殖。県総合水産試験場によると、3日に島原半島沖で毒性の強いプランクトン「シャトネラ」による赤潮が確認された。諫早湾から南島原市まで広範囲に広がっているという。同試験場は「大雨などの影響が考えられる。例年よりも発生が半月早い」としている。
口之津港での被害は9日から出始め、ほとんどが販売を控えた3年魚(約4キロ)だった。約700匹を失った養殖業者、安藤寧唯さん(58)は「残り1000匹を赤潮のない場所に避難させるなどしているが、梅雨が明けたら日照りでさらに赤潮が広がる恐れもある」と心配する。
通常水深10メートルに沈める養殖いけすを赤潮が通らない水深20メートルまで降ろしたり、プランクトンの光合成を防ぐため遮光ネットをいけす天井に張ることも検討している。
市や業者によると、島原半島東側の有明海の赤潮は、約15年前から毎年のように広範囲に発生しているという。【古賀亮至、柳瀬成一郎】
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