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28日午後2時20分ごろ、雲仙市千々石町の千々石海水浴場で、同町の男子高校生(17)=3年=が高波にさらわれて、沖合に流された。通りがかった同町の漁業、吉岡靖彦さん(42)が大しけの海に飛び込み、高校生を岸まで引っ張って泳ぎ、救助した。
高校生は友人4人と遊泳中で、友人らが助けようとしたが、波が高い上、潮流も速く救助できなかった。吉岡さんは、4人に危険なので泳ぐのをやめるよう注意しようと近づいたところ、救助を求められた。
吉岡さんは近くの漁協にライフジャケットを取りに行き、一着を身に着け、もう一着を手に海に飛び込むと、約50メートル沖まで流された高校生に近づき、ライフジャケットをつかませた。海面に顔を出して浮かぶのが精いっぱいのようで、おぼれる寸前だったという。高校生の手をつかんで泳ぐ際、吉岡さんも何度か海水を飲んだという。
高校生は大量の海水を飲み、ぐったりしていたため、市内の病院に運ばれたが命に別条はなかった。高校生の父親(57)によると、沖に流されたときは「このまま死ぬんだと思った」と話していたという。
父親が吉岡さんを訪ね、「ありがとうございます」とお礼の言葉を述べ頭を下げると、吉岡さんは、少し照れた様子で、一緒に無事を喜んでいた。
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